職人さんがつくる家~50年間のリレー職人さんがつくる家~50年間のリレー
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森イメージ

スモリの家づくりは、山から家へ50年間つながる魂の仕事。

スモリの家で使う木材は、東北の山で育ちます。苗木を植えてから伐採まで、かかる期間はおよそ50年。
その長い年月、手塩にかけて木を育てる職人さん、その木を製材する職人さん、そして木で家を建てる職人さん。
木をたすきにつながる職人さんの愛情がこもった家づくりは、住む人に安心・快適な住まいを届けます。
さらにこの取り組みによって、スモリの家は、人にも地球にもやさしい家づくりを目指しています。

  • 第1章:木を育てる職人さん50years_icon_mori_sp
  • 第2章:木を製材する職人さん50years_icon_seizai_sp
  • 第3章:家を建てる職人さん50years_icon_kenchiku_sp

木を育てる職人さん

家づくりは、山に1本の苗木を植えることから始まります。

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地ならしした東北の山肌に苗木を植え付ける作業は、職人さんが急な斜面を登り降りしながら行います。ただ穴を掘って植えるだけでなく、しっかり根付くようにと、根の部分をやさしく広げて植える丁寧な作業。しかも中腰での作業は体の負担も大きく、大変な重労働です。
植林から最低5年は、苗木が周りの雑草に埋もれたり他の樹木に絡まれたりしないよう、下草を刈るなどの世話を続けて木の成長を見守ります。
12〜13年経つと、今度は不要な枝を切り落として木の成長を促す枝打ちの作業が始まります。枝打ちのタイミングは、樹種や気候、土地状態によってさまざま。その状況を熟練の職人さんがしっかりと見極めて、木を傷つけないように細心の注意を払いながら作業を行います。

植林から25年。間伐を経てさらに木を育てます。

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植林から25年が経って木の背丈が伸びてくると、間伐が行われます。間伐は、混み合う森林の一部を伐採する作業です。これは、木を太くまっすぐ伸ばして将来的に良質な木材に仕上げるために、とても重要な作業。間伐をしないと、栄養が行き渡らず細くやせた木ばかりになり、木材の品質が落ちるだけでなく、根が広がらないために成長の途中で木が倒れるおそれがあります。
成長のよくない木や曲がった木を中心に、職人さんが1本1本バランスを見て伐採をしていきます。すると木と木の間隔が広くなって太陽の光が地面まで差し込むようになり、残った木の成長が促されるようになります。こうして職人さんが手入れをした山は、明るく風通しがよく、すがすがしい姿に変化していきます。

植林から50年。いよいよ伐採が行われます。

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苗木を植えてからおよそ50年、いよいよ伐採の時期になりました。伐採は、より一層職人さんの高い技術が求められる作業です。伐採は、木の根元にチェーンソーを入れ、山の斜面の上方に向かって倒すのが基本。倒れた木が他の樹木を傷つけないよう、正確な方向に倒していきます。
伐採はもともと、木の内部に含まれる水分量が少ない冬に行われていました。夏に伐採すると水分量が多く、乾燥に時間がかかるためです。しかし現在では乾燥技術が格段に進歩したため、季節を問わず1年を通して伐採が行われています。
夏も冬も、時には厳しい重労働を経て、職人さんが50年の年月をかけて育てた木。その恵みを大切に受け取り、スモリの家づくりがさらに続いていきます。

木を製材する職人さん

家の精度を高めるため、とても重要な乾燥工程。

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東北の山で伐採された木は、やはり東北の製材工場に運ばれ、製材・乾燥の工程に入ります。中でも乾燥は、家づくりの中でも特に大切な工程。せっかく精密に木を刻んでも、乾燥が不十分だと木が収縮して寸法が狂ってしまうからです。気密性・断熱性を重視するスモリの家づくりは「乾燥の精度」にかかっているといっても過言ではないため、この工程は木の性質を熟知した専門の職人さんが、責任を持って行います。
スモリの家では、この乾燥工程を、樹皮やおがくずを燃料にした「蒸気乾燥」で行っています。化石燃料を使わず木材の無駄を出さず地球環境にもやさしい、ゼロエミッション型システムを採用しています。

木材を集成・プレカット・パネル化して、家を建てる準備が完了。

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乾燥工程を経た木材は、集成・プレカットへと進みます。かつて集成材は輸入材しかありませんでしたが、スモリの家では製材所と共同で地場の国産材の利用拡大に取り組み、平成10年頃から全国でいち早く地場の国産集成材を使い始めました。かつて使い道のなかった間伐材も集成材などに利用され、国産材の需要拡大に貢献しています。
プレカット加工の工程では、コンピュータに入力されたデータに基づき、一棟ごとの設計図に合わせて集成材をカット。加工作業そのものは機械が行いますが、最終的にチェックするのは職人さんの目。不具合が見つかった場合も、職人さんが丁寧に補修します。
この工程の中で、銀我パネルやパネル状にしたサッシの組立も済ませておきます。そうすることで、後の建築現場作業がとてもスピーディになります。

家を建てる職人さん

スモリの家づくり、建て方は1日で完了します。

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50年を経た家づくりのリレーも、いよいよ終盤。家を建てる現場の職人さんがアンカー的存在となり、スモリの家を形づくっていきます。
現場で家を建てる際、基礎工事の後に構造部材を組み上げる建て方の作業は、通常上棟まで数日を必要とします。しかしスモリの家は、加工をすべて工場内で行うため現場での建て方はわずか1日で完了します。
スモリの家が1日で建て方を完了させる理由は、大きく3つ。1つは、加工をすべて工場で行うため一定した品質の管理ができること。2つめは、雨の多い日本で良い乾燥状態を保ったまま家を建てられるよう、現場作業の短期化が必要であること。3つめは、現場作業でゴミや騒音を出して近隣に迷惑をかけないようにするためです。こうした配慮のもと、現場の職人さんが工程を具現化していきます。

職人さんの技とチームワークが冴える、ある建築現場の1日。

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朝8時、基礎工事を終えた現場で建て方がスタート。棟梁を中心とする4〜5名の職人さんが工事を進めます。まずは土台と床を、クレーンを使って組み立てます。構造材はプレカット工場で精密に加工されているので、職人さんがノミやカンナを使って作業することはほとんどありません。続く壁パネルの施工も、銀我パネルをはじめ工場で先につくられているため、現場での作業は大幅に短縮。そして夕方4時過ぎには、屋根の骨組みまで完了します。
ここまでの作業を1日で終わらせるのは、やはり簡単ではありません。緻密なタイムスケジュール管理やスムーズな状況判断、息のあったチームワーク、そして何より、職人さんが最も気を配る「正確さ」。これらがあって、早くて精度の高い、まさに匠の技の家がつくられるのです。

林業の循環・しあわせの循環となる家づくりを目指して。

こうして建てられるスモリの家。もうお分かりの通り、東北の山で育った木を東北の工場で加工し、東北の地で家を建てています。その土地に育った木は、その土地の気候風土や環境に耐える力を宿すといわれています。50年をかけて育った東北の木は頑丈な住まいとなって、長期に渡り安心で健やかな暮らしに貢献してくれるでしょう。
また、東北の木を使うことで国産材の需要を拡大させること、若い成長期の木を継続して育てることでCO2を削減し、地球温暖化防止に貢献することも目指しています。
これからの時代は、生産・消費・廃棄のサイクルではなく、持続可能な社会の創造が求められます。森を守ることが職人さんの技術の継承につながり、また地球環境に役立つ。そして東北の山でうまく林業が循環することで、職人さんもお施主様も、すべての人々がしあわせになる。そんな「しあわせの循環」となる家づくりを、スモリの家は目指しています。

社長 須森 明 の想い

ニュージーランドの議員が、地震に強い家を見学しにきました。

社長イラスト