「大工塾」は、住宅設計実務者や職人、一般の方を対象に、東北の風土に根ざした住宅設計技術を普及させることを目的に実施される講習会です。約4ヶ月間にわたって、建築技術やそれらにまつわる幅広い知識を得る技術講習と、大工棟梁の指導のもとで住宅の建て方を学ぶ実技指導が行われます。
2016年10月から行われた「大工塾2016」では、12回の実技指導のうちの5回を、スモリの家の「たのしいおうちづくりの学校」を会場に行いました。実技指導では、部材組み立てと断熱材施工、外壁のタイル張りと外壁サイディング張り、内装の室内クロス張りと室内左官工事、床下配管施工と住宅設備機器施工、住まいのアフターメンテナンス等を、職人さんによる指導のもとで行いました。また講習の最終日には、家の梁を組んだり、銀我パネルや断熱材で構成されたパネルを取り付けたりする建て方工事も体験しました。
家の梁をクレーンで運び、所定の場所に組んだら木槌で叩いて固定します。また柱と柱の間に、銀我パネルや断熱材等で構成されたパネルを隙間のないように取り付け固定しました。
室内をお施主様自身が施工できる「Self・ie.Sumori」用に開発された軽くて頑丈、耐火性もある間仕切り壁を使った取り付け作業です。柱と壁を移動してビス釘を打ち込み固定する作業を行いました。
換気扇や水回りなど、家を建ててから必ずメンテナンスが必要になる部分等の講習が行われました。また、塾生からスモリの家の構造等について質問があがり、担当者が回答しました。
「たのしいおうちづくりの学校」の校内をまわり見学しました。外壁や塗り壁、構造、陶器瓦の屋根、窓、換気システムなどについて、各教室で詳しい説明が行われました。
震災で家に被害があったのがきっかけで家づくりに興味を持ち、今回参加しました。毎回よい情報が得られてとても勉強になりました。今日は現場で工事を体験しましたが、最前線で家を建てる大変さと、大きなやりがいがある仕事だと思いました。
日曜大工をもっと簡単にできないかと思い、受講しました。フローリングや塗り壁の施工が体験でき、私にもできそうだと自信を持つことができました。職人の世界は難しい印象でしたが、この学校はすべてがオープンなので入り込みやすくてよかったです。
DIYの参考になればと思い参加しました。今日は住宅展示場でも見られない、家の構造がすっかり見られてとても勉強になりました。特に2階の梁部分を見ることができましたが、継ぎ目などがしっかり作られていて、これなら構造上の心配はないと感じました。
ほとんどの回を受講して一番良かったのは、須森社長が家づくりにさまざまな工夫をしていると知ったことです。社長の姿勢は素晴らしいと思いました。こういう催しにスモリさんが積極的に協力するのはとてもいいですね。来年度も受講するつもりです。
私は建築系の大学生で、大工の仕事に興味があり参加しました。道具を使って施工したり、現場の雰囲気を感じることができ、講義では得られないことを学べました。今日の建て方工事では、実際見るのと体験するのでは全然違くて、奥が深い仕事だと感じました。
建築関係の仕事をしていますが、建て方工事などを現場で経験をするのははじめて。大工さんと同じ仕事を体験させてもらって、大工さんの苦労がよく分かりました。また、家の性能など、須森社長がどんな考えで家を建てているのか、コンセプトがよく伝わりました。