スモリの家の壁は、左官職人さんが手作業で丁寧に仕上げた塗り壁(ぬりかべ)です。見た目の素朴な風合いも大きな魅力ですが、塗り壁には健康に配慮した効果が期待されています。その1つが、塗り壁が持つ調湿性能。湿度が高い時には壁が湿気を吸収し、逆に低い時には壁から湿気を放出する作用があり、室内の湿度をコントロールするというもの。 さらに塗り壁の効果でもう1つ注目したいのが、有害な化学物質の「吸着分解作用」です。スモリの家では塗り壁の塗材だけでなく、下地となる石こうボードにもこだわり、シックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドを低減させます。
スモリの家で使用している塗り壁の塗材「シルキーパレット」には、優れた調湿性能があります。その吸放湿量は、アルカリ系珪藻土(けいそうど)建材の約2倍。塗り壁が自律的に呼吸しているため、調湿機能を半永久的に発揮して、内外の結露により発生するカビやダニを抑制します。また、塗材自体にアレルギーの原因となるカビの繁殖を抑制する防カビ性があり、塗装後の臭いもほとんど発生しません。
塗り壁塗材「シルキーパレット」と、下地となる石こうボード「タイガーハイクリンボード」には、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸着・分解し低減させる機能があります。建材から発生する化学物質による室内空気汚染を回避し、健やかな空気を保ちます。
塗り壁が目にやさしいといわれる理由は何ですか?
壁の仕上げとしてよく使われるクロスですが、クロスはビニール製のものが一般的で、光を反射する素材です。この反射のせいで目がチカチカして、疲れを起こすことがあります。それに対して塗り壁は光の反射が非常にやわらかいため、目にもやさしく感じられます。