断熱性を高める工法は大きく2つありますが、長所もある反面デメリットも存在します。内断熱工法は構造内部に結露が起きやすく、外断熱工法は安定性に欠けるのです。そこでスモリの家は、独自の特許工法「スモリ工法」を採用。
その仕組みは、柱にゴムパッキン付きの溝を入れ、そこに銀我パネルを挟み込み、発泡系の断熱材を柱内に収めるというもの。銀我パネルを柱と柱の間に挟み込むことで強度が増すだけでなく、パネル自体が防湿剤の役割も果たし、さらにゴムパッキンが気密性と強度のねばり強さも補助します。また内壁材・外壁材の間に空気が循環する層ができ、結露しにくい構造です。
構造材の柱が表面にあらわしになる真壁(しんかべ)構造は、古くから日本建築に採用され高耐久性を発揮する工法として知られてきました。スモリの家の「スモリ工法」はこれを独自に発展させたもので、ゴムパッキン付きの溝がついた構造材の間に構造用面材(銀我パネル)を挟み込むという構造です。
真壁構造はなぜ強いのですか?
柱があらわしになった真壁構造は、シロアリなどの異常があった際すぐに見つけ対応することができます。また構造をむき出しにすることで柱が乾燥しやすく腐りにくいという点も、建物を長持ちさせる特徴があることが分かります。
スモリの家のQ値やC値はどのくらいですか?
Q値(熱損失係数)とは、熱の逃げにくさを表す数値で、国の基準では宮城県を含むⅢ地域で2.4に対し、スモリの家は1.6〜1.7。C値(隙間相当面積)とは気密性の高さを示す数値で、国の基準ではⅢ地域で5.0に対し、スモリの家は0.8(平均値)を切るレベルを達成しています。